神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)の男性医師にカテーテル手術を受けた
複数の患者が死亡したとする匿名の告発文が6月30日に神戸市に寄せられ、
市が医療法に基づき立ち入り検査を実施したことが判明しました。
カテーテル手術後、複数の患者死亡【神戸徳洲会病院】
神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で、特定の医師が1月以降に携わったカテーテル手術の後に複数の患者が死亡したなどとする告発があり、神戸市保健所が臨時立ち入り検査をした問題で、同病院が14日に調査委員会を設置することが7日、運営法人「徳洲会」(東京)への取材で分かった。
引用元:神戸新聞
同病院を巡っては、循環器内科の1人の男性医師が手がけたカテーテル手術で、処置後に少なくとも患者5人が死亡し、ほかにも複数人の容体が悪化していた。
病院関係者らが兵庫県や神戸市などに告発文を送っていたということです。
神戸市によると、この医師は1カ月に約40件のカテーテル手術を実施。
告発の内容をまとめました。
・必要のない患者へのカテーテル手術
・カルテの不備
・院内の医療安全担当者への未報告
告発文を送った、ということは
病院内では取り上げられにくい雰囲気だったのでしょうか。
神戸徳洲会病院とは?【概要】
病院名:医療法人徳洲会 神戸徳洲会病院(こうべとくしゅうかいびょういん)
住所:兵庫県神戸市垂水区上高丸1丁目3−10
創立:1986年5月
医師数:常勤・非常勤計40名
院長:新保雅也
運営する徳洲会は、全国で75病院を運営する医療法人徳洲会などを中心とした日本の民間医療グループ。
神戸徳洲会病院は、循環器内科や心臓血管外科、小児科など11の診療科がある総合病院です。
- 外来患者数:平均250名/日
- 救急件数平均10件/日(平均300件/月)
- 入院患者数:平均200名/日
救急患者も積極的に受け入れる方針の病院で、
地域に根付いた大病院ではないでしょうか。
カテーテル事故の医師名は誰?【神戸徳洲会病院】
カテーテル手術を行った後複数の患者が死亡した医師は誰でしょうか?
・今年1月に神戸徳洲会病院に赴任
・循環器内科の男性医師
現在、循環器内科には常勤・非常勤合わせて4名の医師がいます。
・K医師(院長代行)
・Y医師
・T医師
・W医師
こべとく通信2023年6月号「新任医師からのご挨拶」では、
循環器内科から2人の医師が掲載されています。
そのうち1人医師が今年1月から神戸徳洲会病院で非常勤勤務を開始しています。
しかし、現段階ではどの医師がカテーテル手術を行なったか明らかにされていません。
7月14日に「医療安全調査委員会」がグループ内で結成されるとのことで、
詳細な報道が明らかになるかもしれません。
日本心臓財団によると、心臓のカテーテル事故の割合は0.4%だということです。
今回の事故は、心臓疾患患者や透析患者らに行った造影検査やカテーテル手術で5人が死亡、ということで
かなり確率が高いですよね。
亡くなられた患者の方のご冥福をお祈りすると共に、
今後同じような事故が起きないよう経緯をしっかりと明らかにしてほしいですね。